WordPress内の「検索結果0件」をカスタマイズ! 検索キーワードに応じて任意の記事を表示する方法
最終更新日 2015/03/05
WordPressには サイト内検索 の機能があります。
多くのテーマでも、「検索窓」や「検索結果ページ」のテンプレートが用意されていますが、あなたのブログでは利用していますか?
「サイト内検索をする人があまりいないから」と、何もカスタマイズせずに利用していると、せっかくの訪問者を逃してしまう可能性があります。
そこで今回は、機会損失を防ぐ「検索結果ページ」のカスタマイズ を行ってみたいと思います。
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もくじ
「サイト内検索」の現状を確認しよう
まず初めに、ブログのサイト内検索がどういう状況にあるか確認しておきます。
検索結果ページの表示を確認する
現在の検索結果の画面はこんな感じ。
検索キーワードに該当する記事がないときには、何とも 冷たい対応で「ありません」と言い切っています。
ここに、
「ゲキガンビームはないけど、ビールについての記事 ならあるよ」と
見当違いな 親切な誘導ができれば、何となく読んでもらえそうな気がしませんか?
しますよね!
Google Analyticsで利用状況を把握する
サイト内検索機能を設置している場合、Google Analyticsで利用状況を解析することができます。
あらかじめ、「アナリティクス設定」の中の「ビュー設定」に クエリパラメータ を入れておく必要があります。
WordPressの場合は、クエリパラメータに「s」を入れておきます。
こうすると、アクセス解析のレポート内で「サイト内検索」が計測されるようになります。
早速、ここ1か月の当ブログの「サイト内検索」状況を見てみましょう。
当ブログのサイト内検索状況
ん?
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
どう見ても 杞憂 です。
本当にありがとうございました。
いやもう、検索結果の画面なんか、気にする必要ありませんでしたね。
素材サイト「フォトマテリアル」のサイト内検索状況
これだけじゃあんまりなので、 運営中の素材サイト でも調べてみました。
そう、サイト内検索が使われやすいのは「探す必要があるサイト」なんですよね。
1か月に 3,290回 もサイト内で検索が使われている状況。
これは訪問者の期待に応えられないと辛くなるレベルです。
解析結果からニーズを探る
どんなサイト内検索が行われているか、Analyticsで詳しく調べてみます。
キーワードを見てみると、以下のように「夏」「春」「本」「ビジネス」「パソコン」・・・などと検索されています。
ですが、この素材サイトに「パソコンの素材(記事)が1つもない」場合はどうすれば良いでしょうか。
せっかくのニーズに応えるために、パソコンについての素材(記事)を用意するのが手っ取り早い対策です。
でも、満足できる素材(記事)が用意できない場合は、検索結果で 関連する素材(記事)を薦める というのも有効な対策ではないかと思います。
検索キーワードに応じて表示をカスタマイズしよう
検索キーワードについての記事がなく、「検索結果0件」などと表示されてしまう場合には、検索結果のテンプレートをカスタマイズして好きな記事の紹介やリンクを設置しましょう。
キーワードごとに条件分岐
例えば、STINGER5の場合は itiran.php の中に「記事がありません」という記述があります。
該当する記事がない場合に、itiran.php 内のループではなく、「記事がありません」と表示される仕組みです。
この部分に、以下のようなコードを追加すると、好きなリンク等を設置できます。
itiran.php
<p>記事がありません</p> <?php if( is_search()){ $key = esc_html($s); } ?> <?php if (preg_match("/パソコン/", $key)): ?> <p>パソコンの記事はありませんが、こんな記事はどうですか???</p> (パソコンに関連のある記事リンクを入れておく) <?php endif; ?>
「パソコン」のところは、対象としたいキーワードを平文で入れます。
検索キーワードに「パソコン」が含まれる場合に、「こんな記事はどうですか?」と他の記事を薦めるだけの条件分岐です。
preg_match関数で、入力されたキーワードと一致するかどうかを判断しています。
手動なのでたったこれだけ。
対応したいキーワードが増えれば、条件分岐が増えてしまいます。
でも、せっかく検索を使ってくれた人をガッカリさせないためにも、ちょっと面白い工夫じゃないかと思います。
まとめ
ということで、検索結果のページをカスタマイズして、キーワードに応じたリンクを出す方法を考えてみました。
今回は手動でリンクを出していますが、関連の強いカテゴリやタグの記事を一覧表示するなど、テンプレートタグを使えばかなり自由な見せ方ができそうです。
検索キーワードに関わらず、結果の部分に 大きめの検索ボックス を置いて、再検索を促すのも効果があると思います。
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