返事がない。長男が何度も無視する理由は「滲出性中耳炎」だった

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4歳になった長男（せー）。
悪魔の3歳児 と言われる反抗的な素振りから、わがまませずに我慢することや次男への思いやりが見えるくらいに成長してきました。

ただ、どうしても兄弟でのケンカが絶えないと、どちらをも叱ったり口うるさく注意してしまうことが多くて、その都度

「叱られたくないだろうな」
「聞きたくないだろうな」

と気にしながら、親として過ごしていました。

　
しかし、ここ最近、注意しようと長男の名を呼んだり、そうでなくとも用事で名前を読んでみても
返事をせず、完全に無視する ことが増えてきたのです。

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呼んでも返事をしない理由

度々受ける注意を聴きたくないあまりに、素直に返事をしないのかな…？

そう感じながら、時に大きな声で呼んでみると

「えっ 何？？」

と何事もなかったように振り返る…。

　
流石にこんなやりとりが何度も続くと、
「もしかして、聞こえていないのでは？」という不安が出てきます。

パソコンで動画を観ていたり、擬音を出しながらプラレールで遊んでいるときは、集中しているので呼んでも聞こえないのだろうと思っていました。
でも、よくよく考えてみると、特段の遊びをしていないときや、割と静かな場所を散歩中であっても、一度で振り向くことはほぼない状況…。

これは何かおかしい…と妻が気付き、耳鼻科 を受診することにしたのでした。

子どもに多い、滲出性中耳炎（しんしゅつせいちゅうじえん）

耳鼻科での検査で分かったことは3つです。

• 鼓膜内に水が溜まった 滲出性中耳炎 であること
• 聴力レベルは60db程度の 中度難聴 状態であること
• 普通の話し声は、大声でないと聞き取れないレベル であること

滲出性中耳炎は、普通の中耳炎と違い、痛みはほとんどないということ。
それでも、改めて列挙すると少しショックを受けそうな状態だったことが分かります。

そう、長男は何も 小言や叱られることが嫌で無視していたわけではなく、聞こえていなかった のです。

耳鼻科の先生から受けた説明は、中耳炎はよくある病気で、原因を取り除いていけばきっと良くなるというもの。

少し安心はしましたが、長男の状況を聴いたとき、本当に泣きそうになりました。

普段から鼻づまりが酷く、夜も充分に眠れていないくらいの鼻炎持ちだったので、これが原因になったようです。
まずはこの炎症を薬で取っていくところから、治療を始めることになりました。

まとめ

「子供が中耳炎になった」

そんな、よく耳にする親同士のやりとりが、ようやく自身の身近に降りかかり、大変さと気持ちが分かった気がしました。
異変を感じたら、できれば早めに病院にかかりましょう。

特に小さな子供は、自分で症状を正確に訴えることなど出来ないのですから。。。

　
（参考ページ）
聴覚障害の基礎知識