2歳長男に腕時計を。時計店で買ったのは、赤い時計と一生の想い出だった

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昨年の夏から腕時計をし始めたぼくを見て、2歳の長男（せー）も時間を見るフリをし始めました。

腕を伸ばして袖をまくり、さぞ「ふむふむ時間が分かったぞ」と言わんばかりに腕を見つめる姿。
子を持つ親なら、この不器用な仕草がどのくらい愛くるしいか分かってもらえるでしょうか。

部屋の掛け時計に興味を示していることもあり、時計や数字に興味を持ってもらおうと
「腕時計欲しい？」
と尋ねてみると、嬉しそうに跳ねながら「赤い腕時計が欲しい」と主張する長男。

普段「欲しい」をほとんど主張しないのに、あんまり嬉しそうに「あーか！」と連発するので、時計屋さんに赤い時計探しに行くことにしたのです。

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実物の腕時計を見せてから買いたい

2歳児に腕時計は早すぎるし、すぐに飽きてしまうかもしれない。

だったら「腕時計みたいなおもちゃ」で良いのだけれど、せっかく動く掛け時計に興味を示しているときなので本物を与えたい。

…そう思って、せめて本当に欲しいのか確認したくて、時計店に出向いて腕時計を見せることにしました。
　

普段ならヨドバシやAmazonで写真を見せて、気に入ったものを購入するだけ。
その方が安いし、プレゼントのように届くのを待つだけでいいのです。

でも、おもちゃとして使うとしても本物の腕時計だし、本物を見て気に入ったものがあるなら買ってあげたいと思っていました。

長男が選んだ赤い腕時計

腕時計に詳しい人でも、使わない人でも、「赤い腕時計は少ない」という事実は想像に難くないでしょう。

自宅から2駅離れた街の時計屋に出向いて、そのお店にたった1つだけあった赤い腕時計は

…これでした。

ハローキティー。
可愛すぎるレディース腕時計 ですね、うん。
　

男の子だし、これは流石に…ねえ？

そんな雰囲気をぼくも店員さんも醸し出した瞬間、

「これ！ これがいい！ あか！」

という長男の嬉々とした主張が飛び出したのです。

長男の好きなもの

念のために確認しておくと、長男はまだハッキリ喋りません。

実際には「あか！ ん！ あか！」などと騒ぐので、
「本当にこれがいいの？」と確認すると「うん！」と肯く感じです。

長男の 大好きな色は赤 です。
お気に入りの靴も、好きな電車である「成田エクスプレス」も、指を指して「あか！」と嬉しそうに叫ぶ対象です。

さらに、ハローキティーも好きなキャラクター でした。
今年の正月に、武蔵小金井でハローキティのマスコットをもらったことを思い出します。

元日から武蔵小金井のイトーヨーカドーで遊ぶ。福袋やお土産をゲット

　
赤い腕時計もハローキティも、一般的には「女性向け」のもの。
でも、長男にとっては大好きなものの組み合わせなので、これ以上の選択肢はなかったのです。

今日、手に入れた本当のもの

こうして購入した赤い腕時計。
価格は2,000円で、おもちゃとしては少し高めかもしれません。

購入後、ベルトに穴を追加してもらい、長男の細い腕にピッタリ合うよう調整してもらいました。

調整を待つ間、時計店の椅子にチョコンと座っている長男。
やがて、ハローキティーの腕時計を巻いてもらい、今度こそ本当に「ふむふむ時間が分かったぞ」と時計を嬉しそうに見ています。

恥ずかしながら、お父さんここで涙腺崩壊です。

ぼくが買ったのは一生に一度の体験だった

今日ぼくが買ったのは、赤いハローキティーの腕時計です。

でも、実際に買ったのは
「長男に生まれて初めての腕時計を買ってあげる」というイベントでした。

もし、便利なネット通販にしていたら 発動しなかった 大切なイベントです。

しかも、長男の好きな「赤」や「ハローキティー」がない時計店だったら、きっと満足な腕時計は見つからずに終わっていたのです。
　

ベルトの調整を大人しく座って待つ長男。
腕時計を巻いてもらい、大好きなものを初めて手に入れて満面の笑みの長男。

こんな一生の想い出が、街の時計屋で買えるとは思いませんでした。

…子供たちとの過ぎ行く毎日は、どれも一生に一度の体験。
でも、通販を止めて時計屋に行った というその行動が想い出に繋がったことに、いたく感動したのでした。
　

まとめ

…というわけで、若干2歳の長男に赤い腕時計を買ってあげたお話でした。

まあ、ハローキティーですから（笑）、いずれ男の子らしくなってこの時計は使われなくなる日が来るかもしれません。

でも、長男が使わなくなるその日まで、親としても大切にしてあげて、ぼくが死ぬときは一緒に墓に入れて欲しい とちょっと本気で思っています。