二歳差育児クロオ


「何を残せるか」を考えながら楽しむ、子供たちとの暮らし

「大変ね」「エラいわね」…二歳差兄弟と外出中に褒められると感じるパパの本音を全部書く

   

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二歳差兄弟と外出中に褒められると感じるパパの本音

休日の男の育児…それは、本当の育児と呼べるものではなくて、妻の負担を減らすためだけの手伝いに近いもの。

「育児参加」なんていう、ゲスト的な呼び方は本当に嫌だけど、現実的には主夫でない以上「参加」に近い情況です。特に、うちの場合は。

2015/06/08 雑記「面倒看るのは誰でもできる」


 
仮に、育児参加に近いものでも、子供たちを連れて外出することで妻の負担が減るのは確か。

実のところ、外出は 掃除・洗濯・買い物・食事の支度をこなす妻に比べたらそんなに大変ではない のですが、外出先ではかなりの割合で年配の女性から「労い」や「お褒め」の言葉をかけられたりします。

そんなとき、嬉しいには嬉しいのですが 何やら複雑な感情に襲われます。
今日は、そんなときに感じる パパの本音 を書いてみたいと思います。
 

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「二人も連れて大変ね」

長男をベビーカーに、次男を抱っこ紐に入れて電車に乗っていると、重そうに見えるからか頻繁に 労いの言葉 をいただきます。

「二人も面倒看るの大変ね」
「お母さんの代わり、大変ね」

 

確かに、二人を連れて出かけるのは大変だよね。
食事とミルク、オムツ交換をこなした上で、二人を遊ばせ見守ることを当然のように一人でやるわけだし。
物理的に重い上に、グズったり泣いたりしても投げ出すことはできないからね。

たぶん、子供が居ない人の自由時間よりは100倍くらい大変だよね!
 

労いは嬉しいけれど

でも、労いは嬉しいけれど
平日の妻を含めて、もっと大変な人はたくさんいます。

うちの子供たちは、ビビリなので外では比較的おとなしく過ごします。
泣くことも、グズることもありますが、移動中はムッツリしていることが多いので、これはかなり楽なのです。

それに、外出して外でお弁当を買ったり、ファミレスに入ってしまうのは 正直手抜き です。
平日食事の支度をしながら、子供たちの面倒を看る方がどれほど大変でしょうか。

だから、「大変ね」と言われると、少し申し訳ない気持ちになるのです。
いつももっと苦労しているであろう妻や、主夫として家事も育児もこなすであろうイクメンに対して。

「休日なのにエラいわね」

休日しかできない子供たちとの遠出。
だからこそ、体力がどうあれ一緒に出かけたいわけですが、妻が居ないとよく お褒めの言葉? をいただきます。

「今日はお母さんの代わり? エラいわね」
「お父さんなのに(面倒看て)エラいわね」

 

確かに、ぼくはエラいよね。
だって、夜半過ぎ以外はほぼ完全に 滅私奉 だもんね。

たぶん、「少しは面倒看てよ~」と妻に愚痴られてもテレビの前から動かない駄目親父と比べたら100倍くらいエラいよね!
 

お褒めの言葉は嬉しいけれど

でも、お褒めの言葉は嬉しいけれど
実際そんなにエラくないです。

休日しか一緒に居られないから、急くように子供たちと過ごすだけのこと。
もちろん、平日の「お母さんの代わり」には違いないのですが、代わりというなら外出ばかりでなく育児・家事すべてを代行するべき、という話です。

それに、父親が面倒を看るのは普通のこと…というより、休日ですら面倒を看ない父親なんか居ないでしょう。

だから、「エラいわね」と言われてしまうと、少し心苦しくなるのです。
いつももっと苦労しているであろう妻や、休日だけでなく平日も、時には有休や育休を活用するイクメンには遠く及ばないな、と思って。

「かわいいね」

長男がベビーカーで寝てしまったとき。次男が抱っこ紐の中で笑顔を見せているとき。
そんなときは、物静かな方でも自然と声をかけてくださいます。

「かわいい寝顔ね~」
「あら、ニコニコしてかわいいわね~」

 

確かに、子供はかわいいです。
我が息子ながら二人とも本当にかわいいです。

たぶん、全盛期のエマ・ワトソンよりも、子役時代の神木隆之介よりも、1000倍くらいかわいいよね!
 

その言葉は嬉しいけれど

でもさ、その言葉は嬉しいけれど・・・

 
本当にありがとうございます。

顔がかわいいかどうかではなく、
この世に生まれてきた子供たちを歓迎してくれている ように思えて、凄く幸せな気分になります。

きっと、こうやってお声をかけてくださる年配の方は
ご自分や身近で子育ての機会があって、子供の可愛さや無垢さや、子育ての労苦や理不尽さを分かっていらっしゃるんだと思います。

電車や街中で、小さな子供たちに煙たそうな目を向ける人たちも多い中で、こういった年配の方の配慮は まだ覚束ない父親の進む道を力強く後押ししてくださいます。

 
面倒を看るのがキツいと思っても、言うことをきかない子供たちに腹が立っても、
正直「かわいい」の一言を社会からかけられると 父親として生き返る気がします。

「かわいい」と言ってもらえる親の方も、
その言葉をバカ正直に受け止めず、謙虚に有り難みを持って噛みしめたいですよね。
 

まとめ

というわけで、街で子育てパパにかけてもらえる有り難い声を、本当はどう感じているかまとめてみました。

やさしい気遣いをいただくことの多い育児中のパパ。
翻って、サラリーマンの目から見れば分かるように、子供の騒々しさや振る舞いを快く思わない人は当然ながら多いものです。

暖かい言葉に甘んじることなく、社会の人々への配慮を忘れずに、態度を律して過ごしたいものです。
そして、自分が年配の立場にまわる頃には、今の経験を忘れずに 子育て世代を笑顔で支えたい と思うのでした。
 

パパ1年生
安藤 哲也/かんき出版

 カテゴリ - 悩み事

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